北陸最大と言われる加賀温泉郷に建つ旅館「みやびの宿 加賀百万石」。
創業1907年の老舗で、かつて昭和天皇も宿泊した。
224もの客室があるこの旅館で、「従業員を巻き込んだ不正が行われている」
という情報が寄せられた。
元従業員Aさん 「僕自身もタイムカードを押すなと言われましたし、
タイムカードを押す場所に『今日は押さないでくれ』
『この部署のものは押さないでくれ』という張り紙がされたり」
口頭での指示だけでなく、タイムカードを押す場所には
「タイムカードを押さずに直行」と書かれた貼り紙がされたという。
Aさんが当時の上司に理由を聞くと…
元従業員Aさん 「『お前らの給料は“雇用調整助成金”で補償されているんだから、
安心して働けばいいんだよ』と」 雇用調整助成金。
会社の業績が悪化し、給料が払えなくなるなどして従業員を休ませた場合、
休業手当を払う必要がある。
会社が申請すれば、その休業手当分の金を国が助成してくれる制度だ。
コロナ禍で多くの雇用を守るため、国は申請に必要な書類を大幅に減らし、
手続きを簡素化した。
だが、従業員にタイムカードを押させず「休ませた」と偽り、
本当は働いていた人の分まで国に助成金を申請していれば不正にあたる。
この話が本当なら、許せない。
従業員への手当ても申請し、重ねて助成金もいただく。
最悪な企業です。
従業員の話もリアルだけに、不正は行われた可能性が高い。
税金の無駄使いは即刻取り締まるべきです。
真面目にやってる企業がバカを見る制度なんて、あってはいけません。