政治家よりの裁判結果。

森友学園をめぐる公文書改ざん問題で自殺した近畿財務局職員の妻が、

当時の財務省理財局長に賠償を求めた裁判で、大阪地裁は25日、

公務員の個人責任を認めず妻の訴えを退けました。

 

財務省近畿財務局の職員だった赤木俊夫さんは、森友学園への国有地売却をめぐる

公文書の改ざんに関与させられ自殺しました。  

妻の雅子さんは真実を知りたいと、当時の財務省理財局長、佐川宣寿氏に

損害賠償を求めていました。  

 

争点は、国家公務員の個人責任が問えるのかどうかで、佐川氏側は、公務員が

職務で損害を与えたときは国が賠償責任を負うと決められているとして「責任はない」

と主張していました。  

 

この日の判決で大阪地裁は、公務員の個人責任は問えないと判断し、

雅子さんの訴えを退ける判決を言い渡しました。  

雅子さんは、国にも賠償を求めていましたが、去年12月、国は雅子さんの訴えを

すべて認める「認諾」という手続きを取り、国への裁判は終結しています。

 

死んだら何一つ報われない。

この裁判で実感しました。

 

きっと、赤木さんは上司にやらされて、心を病んでしまった。

それなのに、上司は無責任。

 

裁判は公平であるべきなのに、政治家に癒着した裁判結果になってしまった。

残念でなりません。