12年秋、北海道の港町に暮らす夫婦のもとに、265万円の一括返還を求める
督促状が届いた。
39歳の息子を膵臓がんで亡くし、8年がたっていた。
「なんで、いまごろ」。
連帯保証人である夫宛ての書類を見ると、息子は借りた185万円のうち
80万円ほど返していた。
残金と利息の合計123万円に加えて、延滞金が142万円。
延滞金は死後の分も含まれていた。
妻が機構に電話をすると、担当者は言った。
「払えなければ裁判になります」
脅されているようだ、と感じた。
こんなむごい仕打ちありますか?
学生を応援する制度であり、学歴社会に見合った制度であるのが奨学金。
これじゃあ貧乏人はおとなしく働け!といっているようなものです。
多額の借金をしてまで進学して、やっと社会に出て自立出来たと同時に
返済。ひたすら数百万円を返す為に働くのが義務になる。
こういう制度を作る意味、どこにあったのか分かりませんね。
若くて才能溢れる人材でも、金銭的余裕がなければ開花しないという
事です。